歌声とともによみがえる心の記憶
晴れる家のチャプレン 紙谷です。
最近、施設での関わりの中で、私自身とても楽しみにしている時間があります。
それは、ご入居者様のお部屋を訪問する際に、歌集を持って一緒に歌を歌うことです。
きっかけは、音楽レクリエーションで知らない曲があり、「ぜひ教えていただこう」と思って、あるご入居者様のお部屋を訪ねたことでした。
ところが、歌集をお渡しした瞬間、その方の表情がぱっと変わりました。

懐かしい歌を次々と口ずさみ、まるで当時に戻ったかのように、気持ちよさそうに歌ってくださったのです。
「昔、よう歌ったわ」
「この歌手、誰やったかなぁ…あっ、子門真人や!」
「二番の歌詞は忘れてしもたわ」
そんな会話を交わしながら、一緒に笑い合う時間は、とてもあたたかいものになりました。
歌には、不思議な力があります。
昔の思い出や、大切な人との記憶、その時代の景色まで、そっと心の中によみがえらせてくれるようです。
中には、懐かしさのあまり涙を流される方もおられました。
私たちは日々のケアの中で、ご入居者様の“今”だけでなく、その方が歩んでこられた人生や想いにも寄り添いたいと願っています。
これからも晴れる家では、歌や会話を通して、皆様の心がほっと和らぐ時間を大切にしてまいります。
住宅型有料老人ホーム 晴れる家4号館 今池町





